日本の小学校・中学校について
日本の小学校・中学校は「義務教育」です。
日本人の6歳から15歳の子どもは、必ず小学校・中学校に通います。
外国人の子どもも希望すれば、日本の小学校・中学校に通うことができます。
小学校では6年間、中学校では3年間、学びます。
区や市がやっている「公立」の小学校・中学校は、授業料と教科書代はいりません。
教材費や給食費(学校で出る昼ごはん)などは必要です。
小学校へ入学する

小学校へ新しく入学するのは、4月1日に6歳になっている子どもです。
前の年の10月ごろ、住んでいる町の役所から「就学案内」という手紙が届きます。
日本の小学校へ入学したいことを役所へ伝え、健康診断を受けます。
入学する学校の名前、入学式の日にちと時間が書かれた「就学通知書」が送られてきます。
入学式までに、学校で必要なものを準備しましょう。
文京多言語サポートネットワーク 外国人保護者のための小学校ガイドブック(やさしい日本語・英語・中国語)
中学校へ入学する

中学校へ新しく入学するのは、4月1日に12歳になっている子どもです。
前の年の10月ごろ、住んでいる町の役所から「就学案内」という手紙が届きます。
日本の中学へ入学したいことを役所に伝えます。(同じ町の小学校に通っている子どもも、あらためて伝える必要があります。)
入学する学校の名前、入学式の日にちと時間が書かれた「就学通知書」が送られてきます。
入学式までに、学校で必要なものを準備しましょう。
ほとんどの中学校に制服(学校で決められた服)があります。
制服をどこで買うかは、学校に聞いてください。
小学校・中学校へ途中で入学する
日本へ来た外国人の子どもが6歳から15歳のとき、区や市がやっている「公立」の小学校・中学校に、途中で入学することができます。
住んでいる町の役所で住民登録を済ませたら、入学を希望することを伝えてください。
4月でなくても、学校に入学することができます。
日本の小学校・中学校の入学手続きや学校生活について書いた8か国語(英語・韓国語・ベトナム語・フィリピノ語・中国語・ポルトガル語・スペイン語・ウクライナ語)のガイドブックが、次のサイトにあります。
文部科学省 外国人児童生徒のための就学ガイドブック(日本語)
日本語を話せない子どものためのサポート

日本語学習・教科学習の支援や通訳など、日本語が話せない子どもをサポートするための、いろいろな制度があります。
どんなサポートを受けることができるか、学校に聞いてください。
学童保育

「学童保育」は、保護者(お父さん・お母さんなど、子どもを育てている人)が働いている小学生を、学校の授業が終わった後にあずかる施設です。
学童保育には大人がいて、子どもたちが安全に過ごせるように見ています。
夏休み・春休みなどの長い休みのとき、朝から子どもをあずかる施設もあります。
子どもをあずけられる時間や、利用するために必要なお金など、くわしことは施設に聞いてください。