
2 避難
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避難する場所には、避難場所や避難所などがあります。
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避難場所
大きな地震の後に、逃げるところです。
避難場所には、次の絵があります。
避難場所は、大きな公園やグラウンドなどが多いです。
食べ物や水は、ないことがあります。
泊まることはできません。 -
避難所
災害で家に住むことができないときに、生活する場所です。
避難所になる場所には、次の絵があります。
泊まることができます。
避難所では食べ物、飲み水 、毛布、毎日使うものをもらうことができます。
避難所になる場所は、事前に決められています。
災害のとき、区市町村の役所が学校や町の建物などを、今から避難所にすると知らせます。
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大きな地震の後は、津波が来ることがあります。
海の近くにいるときは、すぐに海から離れて、高いところ、安全なところへ逃げてください。
津波避難場所や津波避難ビルがあるときは、そこに逃げます。
津波避難場所や津波避難ビルには、次の絵があります。
津波は遅れて来ることもあります。テレビやラジオ、区市町村の役所からの放送を確認しましょう。
津波は、川をさかのぼってくることもあります。
津波の危険があると言われたら、川から遠くに逃げましょう。
☞ 用語集:津波
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今いるところが危険なときや、大きな台風が予想されるときは、電車が止まる前に、安全な場所にある家族や友達の家に行くなど、早めに避難することが大切です。大雨や台風が来る前に、今いる区市町村などに、避難所ができることもあります。
ハザードマップを見て、どこに避難したらいいか決めておきましょう。
川の近くなど、大雨のときは使うことができない避難所があります。注意してください。避難所については、次のページを見てください。
■避難所について(TIPS)https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/disaster/howto/shelter.html(日本語)
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/english/disaster/howto/shelter.html (英語)
洪水ハザードマップの見方と逃げる場所については、次のページを見てください。
■洪水ハザードマップについて(TIPS)https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/disaster/howto/hazard_maps.html(日本語)
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/english/disaster/howto/hazard_maps.html(英語)
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今いる区市町村のウェブサイトを見てください。
「○○(今いる区市町村の名前) 避難所(ひなんじょ)」で検索します。 -
次のウェブサイトで調べてください。
■東京都防災マップ(東京都総務局総合防災部)https://map.bosai.metro.tokyo.lg.jp/(機械翻訳あり(英語・中国語・韓国語))
分からないときは、近くの人や、区市町村の役所に聞いてください。
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避難所に持っていくものや、避難所のルールは次のページを見てください。
■避難所について(TIPS)https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/disaster/howto/shelter.html(日本語)
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/english/disaster/howto/shelter.html(英語)
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避難所は、家が壊れたり焼けたりして、自分の家で生活できなくなった人たちを対象にしています。
観光客(短期滞在ビザの人)は、一時滞在施設(学校・役所・大きなビルや施設など)に行ってください。一時滞在施設には、食べ物や飲み
■東京都防災マップ(東京都総務局総合防災部)水 、毛布、トイレなどがあります。
一時滞在施設の場所は、東京都防災マップを見てください。インターネットを使うことができないときは、近くの人に聞いてください。https://map.bosai.metro.tokyo.lg.jp/(機械翻訳あり(英語・中国語・韓国語))
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障がいがある人も、避難所に行くことができます。避難所に行ったら受付の人に、自分の状況や手伝ってほしいことを伝えてください。
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普通の避難所よりも、障がいがある人に配慮した避難所を、「福祉避難所」といいます。
福祉避難所は、災害が起きてから少し後にできることが多いです。
福祉避難所がどこにできるかは、避難所の係の人や、区市町村の役所に聞いてください。☞ 用語集:福祉避難所
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避難所によって違います。
宗教などで気をつけることがあるとき(お祈りの場所はあるか、食べることができないものがあるなど)や、病気など特別な症状があるとき、心配なことがあるときは、避難所の係の人に相談してください。
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避難するとき、車は使わないようにしましょう。
たくさんの人が一度に車を使うと、緊急の車(救急車・消防車・警察の車)などが通ることができなくなります。
台風や大雨のときは、車が水に沈んでしまうこともあります。また、東京では大きな地震(震度6弱以上)が起きた後、環状7号線の外から中に車で入ることができなくなります。大きな道路は通ることができなくなります。
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ハザードランプをつけて、少しずつスピードを落とし、揺れが終わるのを待ちます。
揺れが終わったら、乗っていた車は広い場所に止めるか、道路の左側に止めます。
緊急の車(救急車・消防車・警察の車)が通るため、車を置いて避難するときは、車をいつでも動かすことができるようにしておきます。
ドアに鍵はかけず、連絡先を書いた紙と鍵を置いていきます。
貴重品と車検証は持っていきます。☞ 用語集:車検証
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大きな地震の後、東京都により登録された人が、あなたの家が危険かどうかを見に来ます。これを「応急危険度判定」といいます。
応急危険度判定が行われると、家に赤・黄・緑の紙が貼られます。
赤色:危険なので家に入らないでください。
黄色:家に入るときは十分に注意してください。
緑色:この家の被害は小さいです。家に入っても大丈夫です。
自分の家の状況によって、避難するかどうかを考えましょう。☞ 用語集:応急危険度判定
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電気・ガス・水道を使うことができないとき、また災害が起きるのではないかと不安なときなども、避難所で生活することができます。
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ただし、避難所はたくさんの人と生活するので、ストレスになります。
また自分の家で生活していても、避難所で食べ物などをもらえることが多いです。
家が安全なときは自分の家で生活する、避難所ではなく親戚や知り合いの家に行くなど、自分や家族にあった避難を考えましょう。
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大雨や台風の後は、土砂崩れや洪水の危険がないことを確認してから
行 ってください。
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大きな災害の後、たくさんの人が一度に家に帰ろうとすると、駅の周りや道路が混んで危ないです。
急いで他の場所に行かないで、近くの安全な場所にいるようにしましょう。- 会社や学校にいるとき
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日間 くらいはそのまま会社や学校にいるようにしましょう。会社や学校に災害用の飲み水 や食べ物がある場合があります。会社や学校の人に聞いてください。 -
家から遠くにいるとき
一時滞在施設(学校・役所・大きなビルや施設など)に行ってください。食べ物や飲み
水 をもらうことができます。毛布やトイレを使うことができます。 -
家に帰るとき
帰る前に道路や電車・バスの情報を調べてください。道路が安全だとわかるまでは帰らないでください。
家に帰るときは、大きな道路を通ってください。
夜に帰ることはやめましょう。家に帰るとき、「災害時帰宅支援ステーション」で、
水道水 をもらうことができます。トイレを借りることができます。 お金はかかりません。
災害時帰宅支援ステーションには、次のマークがあります。
コンビニエンスストアやガソリンスタンド、ファミリーレストランなどが多いです。
避難所、一時滞在施設、災害時帰宅支援ステーションの場所は、東京都防災マップを見てください。
■東京都防災マップ(東京都総務局総合防災部)
インターネットを使うことができないときは、近くの人に聞いてください。https://map.bosai.metro.tokyo.lg.jp/(機械翻訳あり(英語・中国語・韓国語))
- 会社や学校にいるとき
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近くの避難所で、食べ物などをもらえることが多いです。
車で生活していることを避難所の係の人に話して、いつもらうことができるか確認してください。 -
車の中で長い時間動かないでいると、血の固まりができて、それが肺で詰まると死んでしまうこともあります。これを、「エコノミークラス症候群」といいます。
エコノミークラス症候群にならないために、次のことをしてください。
- 2、3時間ごとに、足を曲げたり伸ばしたりします。
- 水をたくさん飲みます。
- アルコールやたばこは
止 めます。 - ゆったりとした服を着ます。
- 寝るときはシートを倒して足を上げます。(カバンなどを使うといいです)
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とても大きな災害の後は、大使館がチャーター機など国に帰る方法を準備することがあります。
駐日外国公館リスト(外務省)
詳しくは、自分の国の大使館に聞いてください。
日本にある大使館や領事館などの情報は、次のページを見てください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/link/emblist/index.html(日本語)
https://www.mofa.go.jp/about/emb_cons/protocol/index.html(英語)