健康診断を受ける

健康診断では、あなたの体が健康かどうか、病気になっていないか、調べます。
おもに次のことをします。
- 身長(背の高さ)と体重(体の重さ)をはかります。
- 視力(目がどのくらい見えるか)や聴力(耳がどのくらい聴こえるか)を調べます。
- 血液や尿(おしっこ)を調べます。
- 心臓や肺の様子を調べます。
- 病気を防いだり、病気をはやく見つけるために、健康診断を受けましょう。
【会社などで働いている人】
1年に1回、無料で健康診断を受けることができます。
健康診断を受ける場所は、会社・会社が決めた病院・自分で選んだ病院のどれかです。
【学校に行っている人】
1年に1回、無料で健康診断を受けることができます。
健康診断は、決められた日に学校の中で行われます。
【自分でお店をやっている人・フリーランスとして働いている人・仕事をしていない人】
自分で健康診断を受けます。
国民健康保険に入っていれば、無料で健康診断を受けられることもあります。
あなたの年齢や住んでいるところによって違うので、くわしいことは住んでいる町の役所に聞いてください。
身近な病気を防ぐ

【熱中症】
暑くて湿度が高いところに長くいると、体の調子が悪くなる病気です。
熱中症になると、汗がたくさん出たり、気分が悪くなったりします。
体がとても熱くなって、話したり、まっすぐ歩いたり、水を飲んだりすることができなくなることもあります。
気温も湿度も高い日本の夏は、熱中症になりやすいので注意しましょう。
のどがかわいたと思う前に水を飲み、 汗をかくとなくなる塩分も取ってくだい。
熱中症は部屋の中でも起こるので、冷房や扇風機を上手に利用しましょう。
【食中毒】

食中毒は、細菌やウイルスがついた食べ物を食べることで、おなかが痛くなったり、熱を出したり、吐いたりする病気です。
食中毒を防ぐには、手を洗うことや、まな板・包丁などをきれいにすることが大切です。
また、すぐに食べないものは冷蔵庫や冷凍庫に入れ、料理をするときはよく火を通しましょう。
【感染症】

感染症は、ウイルスや細菌などが体に入って起こる病気のことです。
感染症が人から人へとうつり、世界中に広がることもあります。
感染症にかからないためにできることは、新型コロナウイルスでもインフルエンザでも同じです。
とくに、次の2つを守りましょう。
- 手を洗う。
家に帰ってきたとき、ごはんを食べる前などに、石けんでよく手を洗います。
手を洗えないときは、アルコールで消毒します。
- 咳エチケットを守る。
せきやくしゃみが出るときは、マスクをします。
マスクをしていないときは、ティッシュやハンカチで、口や鼻をおさえます。
急にせきやくしゃみが出そうになったときは、服のそでで口や鼻をおさえます。
また、予防接種(病気にならないようにするための注射)を受けることも大切です。