妊娠したとわかったら

おなかに赤ちゃんがいることを「妊娠」といいます。
妊娠したかもしれないと思ったら、「産婦人科」の病院で診てもらいます。
妊娠していると言われたら、赤ちゃんを産むための病院を探します。
「産科」がある病院を探して、早めに予約をします。
母子手帳をもらう
妊娠がわかったら、できるだけ早く、住んでいる町の役所に「妊娠届」を出します。
妊娠届を出すと、「母子手帳」、妊婦健診のチケット、母親学級の案内などがもらえます。
【母子手帳(母子健康手帳)とは】

「母子手帳」は、次のことを記録する大切なノートです。
- お母さんとおなかの赤ちゃんが健康かどうか。
- 生まれた子どもがどのように成長しているか。
- いつ、どんな病気をしたか。
- 何の予防接種を受けたか。
母子手帳は、赤ちゃんがおなかにいるときから小学校に入学するまで使います。
外国語の母子手帳を用意している役所もあるので、ほしい人は窓口で聞いてみましょう。
妊婦健診を受ける
おなかに赤ちゃんのいるお母さんを「妊婦」といいます。
「健診」は、健康かどうか、病気になっていないか、調べることです。
お母さんとおなかの赤ちゃんが健康かどうか調べるために、病院で「妊婦健診」を受けます。
妊婦健診は、赤ちゃんを産むまでに14回くらい受けます。
このとき、役所でもらった妊婦健診のチケットを使うと、健診のお金が安くなります。
【妊婦健診の回数】
- 妊娠してから23週目まで:4週間に1回
- 妊娠してから24週目から35週目まで:2週間に1回
- 妊娠してから36週目から赤ちゃんが生まれるまで:週1回
母親学級(両親学級)に参加する

「母親学級」では、新しくお母さんになる人に、妊娠している間の過ごし方や、赤ちゃんの世話の仕方を教えます。
母親学級は役所や病院が開いています。
お父さんが一緒に参加できる「両親学級」も増えています。
母親学級や両親学級に参加すると、同じころに赤ちゃんが生まれる人と友だちになることができます。
赤ちゃんを産むとき

日本では、赤ちゃんを産むとき、病院に5日くらい入院します。
妊娠8カ月くらいになったら、いつでも病院へ行けるように準備してください。
病院から、入院に必要なものの案内があります。
赤ちゃんが生まれそうになったとき、どうやって病院に行くかも考えておきましょう。
【出産育児一時金をもらう】
赤ちゃんを産むことを「出産」といいます。
出産のときの入院は50万円くらいかかりますが、病気で入院するのではないので、健康保険は使えません。
でも、健康保険に入っていると、赤ちゃんを産むのにかかるお金の一部がもらえます。
このお金を「出産育児一時金」といい、50万円がもらえます。
赤ちゃんを産む前に、病院で手続きをしてください。
赤ちゃんが生まれたら

赤ちゃんが生まれた日から14日以内に、役所に「出生届」を出します。
外国籍を取る場合は、大使館・領事館に届出をします。
また、出入国在留管理局(入管)で手続きをして、在留カードをもらいます。
くわしいことは、こちらを見てください⇒「子どもが生まれたときの手続き」
【出生通知票】
「出生通知票」は、赤ちゃんが生まれたことを役所に知らせるためのはがきです。
母子手帳と一緒にもらいます。
出生通知票を送ると、乳幼児健診、予防接種、新生児訪問などのお知らせが家へ届きます。
赤ちゃんが生まれたらすぐ、出生通知票を家の近くの保健所・保健センターや役所の窓口などに送ります。
妊娠・出産・子育てについて相談する
妊娠しているときや、赤ちゃんが生まれてから、心配なこと、困っていることがあったら、保健師や助産師に相談することができます。
家の近くの保健所・保健センターに聞いてみましょう。
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