安全に生活するために気をつけてほしいこと
安全で住みやすいといわれている日本でも、犯罪の被害にあうことがあります。
どんな犯罪が多いか、どうしたら被害を防げるかを知り、大切な命と財産を守りましょう。
【空き巣】

留守の家をねらってお金や物を盗む人がいます。
かぎのかかっていないドアや窓から家の中に入ります。
かぎのかかった窓でも、ガラスを破ってかぎを開け、家の中に入ります。
特別な道具を使ってかぎをこわさずに家のドアを開けるやり方をピッキングといいます。家に人がいても入ってくることがあり、とても危険です。
空き巣を防ぐためにできること
- 短い時間でも家を離れるときは、かぎをかける。
- 浴室やトイレの窓など、小さな窓もかぎをかける。
- ドアや窓に補助のかぎをつける。
【ひったくり】

道を歩いているとき、オートバイや自転車に乗った人にバッグをとられることがあります。
自転車に乗っているときに、自転車のカゴの荷物をとられることもあります。
バッグをとられないように抵抗してけがをすることもあり、とても危険です。
ひったくりを防ぐためにできること
- バッグやカバンは、自動車やオートバイなどが通行する側の手で持たない。
- 夜は明るく、人の多い道を歩く。
- 自転車のカゴの荷物の上に、カバーやネットをかける。
【自動車・オートバイ・自転車などの盗難】

かぎをかけ忘れたときだけでなく、かぎをかけていても盗まれることがあります。
マンションやアパートの敷地の中でも盗まれます。
自動車の中にある財布やバッグ、カーナビなどが盗まれることもあります。
ナンバープレートや、タイヤ・ホイールなどの部品もねらわれます。
自動車・オートバイ・自転車を盗まれないためにできること
- 車からはなれるときは窓を閉め、かぎをかける。
車の中に財布やバックを置いたままにしない。
車の一部を固定して走れないようにする、ハンドルロックやタイヤロックをつける。
- オートバイや自転車は、道ではなく駐輪場にとめる。
マンションやアパートの駐輪場にとめるときも、かぎをかける。
- オートバイや自転車に補助のかぎをつける。
子どもの安全を守るために

子どもが被害者になる事件も増えています。
ふだんから繰り返し、次のことを子どもに教えてください。
- 知らない人に声をかけられても、ついて行かない、車に乗らない。
- 「いやだな」、「こわいな」と思ったら大声を出す。
- 急いで大人がいるところへ逃げる。
日本では小学校の行き帰りでも、親がついて行くことはほとんどありません。
できるだけ、友だちと一緒に行動するように伝えてください。
学校へ行く道を親子で歩いて、危険な場所はないか、一緒に見てみましょう。
そのとき、コンビニエンスストア・お店・交番の場所などを確認して、子どもを助けてくれる場所を教えましょう。
危険を知らせる「Jアラート」
Jアラートは、国が住民に緊急情報を伝えるための警報システムです。
地震・津波・噴火・大雨・土砂災害・洪水・弾道ミサイルなど、すぐに対応しなければいけない緊急事態が起きていることを知らせます。
日本のスマートフォンには、「エリアメール」や「緊急速報メール」がインストールされており、Jアラートを受信できるようになっています。
外国語で緊急情報を受け取りたい人は、次のアプリを利用しましょう。
観光庁 災害情報提供アプリ「Safety tips」
対応言語: 日本語/英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語・タガログ語・ネパール語・クメール語・ビルマ語・モンゴル語
- 無料
- 地震・津波・噴火・大雨・弾道ミサイル・避難勧告などの情報を知らせます。
- 以下のURLからダウンロードできます。
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.rcsc.safetyTips.android
iPhone:https://apps.apple.com/jp/app/safety-tips/id858357174