
日本で働いている人、住んでいる人、買い物をした人は、国や都道府県、住んでいる町に税金を払います。
集まった税金は、みんなの生活を支えるために使われます。
所得税
所得税は、国に払う税金です。
働いて手に入れたお金などがあった人が払います。
いくら払うかは、1月1日から12月31日までの1年間に、手に入れたお金で決まります。
【所得税の払い方】

- 会社などで働いている人
源泉徴収:会社が毎月、あなたの給料から税金を引き、あなたの代わりに国に払います。この払い方を「源泉徴収」といいます。年末調整:1月から11月に払った税金が多かったり、少なかったりしないか、会社が12月に計算します。多く払っていた場合は、その税金を12月の給料に足して返してもらいます。
- 自分の会社や店を持っている人、フリーランスとして働いている人
確定申告:働いて手に入れたお金と、それにかかる税金を自分で計算して、住んでいる町の税務署に書類を出します。これを「確定申告」といいます。確定申告は、働いた次の年の、2月16日から3月15日までの間にします。税金は、銀行・郵便局・コンビニ・税務署などで払います。
所得税についてわからないことがあるときは、近くの税務署に聞いてください。
国税庁 東京の税務署(日本語)
また、東京国税局に、英語で話せる番号があります。
National Tax Agency If you need further information, please contact(英語)
住民税
住民税は、都道府県や住んでいる町に払う税金です。
住民税を払う人は、1月1日に日本に住所があって、働いている人です。
いくら払うかは、前の年の1月1日から12月31日までの間に、手に入れたお金で決まります。
【住民税の払い方】
- 会社などで働いている人
特別徴収:会社が毎月、あなたの給料から税金を引き、あなたの代わりに払います。この払い方を「特別徴収」といいます。
- 自分の会社や店を持っている人、フリーランスとして働いている人
普通徴収:毎年6月に住んでいる町の役所から、「納税通知書」という手紙が来ます。納税通知書には、いくら税金を払うかと、いつまでに払うかが書かれています。税金は、銀行・郵便局・コンビニ・住んでいる町の役所などで払います。この払い方を「普通徴収」といいます。
住民税についてわからないことがあるときは、住んでいる町の税務署に聞いてください。
消費税

買い物をしたときや、サービスを受けたときに、そのお金と一緒に、店に払う税金です。
あなたが払った税金を店があずかって、あなたの代わりに国に払います。
消費税は、ものやサービスのお金の10%かかります。
家に持ってかえる食べ物や飲み物(お酒はのぞく)は、8%です。
そのほかの税金
そのほかの税金で、代表的なものを紹介します。
【自動車にかかる税金】
- 自動車税環境性能割/軽自動車税環境性能割
自動車を買ったときに払う税金です。
- 自動車税種別割/軽自動車税種別割
毎年、4月1日に自分の自動車を持っている人が払う税金です。
- 自動車重量税
自動車の重さによって決まる税金です。
車が安全に運転できるかどうか調べる「車検」をするときに払います。
【土地や家にかかる税金】
- 不動産取得税
土地や家を買ったときにかかる税金です。
- 固定資産税
毎年、1月1日に土地や家などを持っている人が払う税金です。