災害について知る
日本の 地震について
日本は、地震が とても 多い 国です。
地震は いつ、どこで 起こるか わかりません。
地震について、知っておくことが 大切です。
地震とは
地震は、地面が 揺れることです。
大きな 地震では、次の ことが 起こります。
- 建物が 壊れる
- 高いところから 物が 落ちてくる
- 揺れるのが 終わっても、その後に 何回も 揺れる
*これを、余震と いいます。 - 揺れが 原因で、津波や 火事が 起こる
地震の「大きさ」とは
地震の 大きさを 表すには、①マグニチュードと、②震度という、2つの 単位が あります。
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マグニチュード
地震の エネルギーの 大きさを 表します。世界で 使われています。
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震度
ある場所が どのくらい 揺れたかを 表します。
震度0(一番 弱い)から 震度7(一番 強い)まで あります。
震度5と6には、「弱い」と 「強い」が あるので、全部で 10段階です。
この10段階の 震度は、日本だけの 基準です。
震度0
震度1
震度2
震度3
震度4
震度5弱
震度5強
震度6弱
震度6強
震度7
揺れていることを 感じない。
建物の 中で 静かにしている 人の 中には、揺れていることが わかる 人が 少し いる。
建物の 中で 静かにしている 多くの 人が、揺れていることが わかる。
建物の 中に いる ほとんどの 人が、揺れていることが わかる。
ほとんどの 人が 驚くぐらい 揺れる。
多くの 人が 怖いと 思うくらい 揺れる。
物に つかまらないと 歩くことが 難しくなる。
立っていることが 難しくなる。
立っていることが できず、転ぶことも ある。
立っていることが できず、転ぶことも ある。建物は、傾くものや 倒れるものが 多くなる。
大きな 地震が 来ることを 知らせる 仕組み
日本には、大きな 地震が 近づくと、携帯電話・スマートフォン・テレビ・ラジオなどで 特別な 音を 鳴らす 仕組みが あります。 これを「緊急地震速報」と いいます。
この音が 鳴ると、すぐに 強い 揺れが 来ます。
すぐに 自分を 守る 行動をしてください。
倒れてくるものや 落ちてくるものから 離れて 頭を 守ってください。
どんな音が 鳴るかは、次の サイトを 見てください。
音の 例
スマートフォン・携帯電話 | https://www.youtube.com/watch?v=4gZW7HRHJmM (日本語) |
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テレビ・ラジオ | https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg9152.html (日本語) |
建物の 中の 放送 | http://www.real-time.jp/?page_id=465 (日本語) |
コラム1:日本は なぜ 地震が 多いのか
地球の 表面は、固い プレートで おおわれていて、プレートは ゆっくりと 動いています。このプレートの 動きによって、地震は 起こります。
日本の 周りでは、4つの プレートが ぶつかりあっています。そのため、地震が 起こりやすいです。地震には、いくつかの 種類が あります。
海の 地震
海の プレートが、陸の プレートの 下に 入り込むとき、陸の プレートの 端も 一緒に 入り込みます。
入り込んだ 陸の プレートは、元の 形に 戻ろうとして はね返ります。
このとき、地震が 起きます。これが 海の地震です。
陸の 地震
海の プレートが 陸の プレートを 押したり 引いたりすると、陸の プレートに 力が 入ります。
この力で、陸の プレートの 上の 地面が 割れて ずれます。
このとき、地震が 起きます。これが 陸の 地震です。
コラム2:日本で 起きた 地震
1990年以降、次の 2つの 地震で 大きな 被害が ありました。
2011年:東日本大震災
東北地方の 太平洋沿岸で 大きな 地震が 起きました。
世界で 4番目に 大きな 地震です。
この 地震が 原因の 津波によって、たくさんの 人が 亡くなりました。
15,000人以上の 人が 亡くなり、 今も 行方不明者が 2,500人以上います。
この 地震の マグニチュードは 9.0、一番 大きい 震度は 7でした。
1995年:阪神・淡路大震災
兵庫県神戸市を 中心に 大きな 地震が 起きました。
朝の 早い 時間だったので、まだ 寝ている 人が 多く、たくさんの 人が、重い 物の 下敷きになり 亡くなりました。6,000人以上の 人が 亡くなりました。
この 地震の マグニチュードは 7.3、一番 大きい 震度は 7でした。