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"元祖"アニメファンの聖地を歩こう ―練馬区―

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東京23区の北西部に位置する練馬区は、日本の商業アニメーション発祥の地である。アニメスポットと言えばアニメグッズを豊富に扱う秋葉原や中野ブロードウェイが有名だが、実は練馬区も商業用アニメが初めて作られ、今なおたくさんのアニメ作品が生み出されているアニメの拠点なのだ。

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1958年に初めて日本で製作された長編カラーアニメ映画『白蛇伝 (はくじゃでん) 』は練馬区で生まれた。この映画は、日本有数のアニメ制作会社であり、今も区内にスタジオを構える東映動画(現:東映アニメーション)によって製作された。その後、東映動画を中心に多くのアニメ製作関連企業が練馬区に集結。今もなお、「アニメのまち」として100社を超える企業が集まっている。

アニメのまち、大泉

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東映アニメーションの最寄り駅である西武池袋線「大泉学園駅」では、電車を降りてすぐ、駅の構内から有名なアニメ作品に出会うことができる。というのも、電車の発車メロディに『銀河鉄道999』のテーマ曲の一部が使われ、さらに改札口では、作品に登場する謎のキャラクター「車掌さん」が出迎えてくれるのだ。

駅の北側にある「大泉アニメゲート」は、等身大のアニメキャラクター像がズラリと並ぶ、記念撮影におすすめのスポットだ。さらにARアプリ(拡張現実アプリ)を使って好きなキャラクターと一緒に写真を撮ることもできる。グラフィックウォールには、大泉のまちと映画・アニメづくりが共に成長・発展してきた様子が表現されている。

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大泉学園には、まだまだ紹介したいスポットがある。それは大泉学園駅の北側 にある「ゆめーてる商店街」だ。『銀河鉄道999』の世界観でデコレーションされており、松本零士先生が商店街のために描き下ろした「ゆめーてるちゃん」が、商店街のご当地キャラクターになっている。商店街では、ゆめーてるちゃんグッズも取り扱っており、1978年のテレビシリーズを見て育った世代には見逃せないスポットだ。

『銀河鉄道999』の熱狂的なファンなら、バスに乗り駅の東側にある「練馬区資源循環センター」を訪れるのもいいだろう。外壁に描かれた『銀河鉄道999』のヒロイン「メーテル」の姿に、きっと驚かされるはずだ。むろん、『銀河鉄道999』のコンセプトを考えれば、松本零士先生が生み出したキャラクター「メーテル」が、地球環境をサポートすることは何の不思議もない。

練馬アニメカーニバル!

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練馬区の秋の恒例イベント「練馬アニメカーニバル」は、2007年にスタートして以来、毎年スケールアップしている。お祭り気分を存分に楽しめるイベントで、トークショーや展示が盛りだくさん。アニメ映画の上映もある。開催地は練馬駅北口周辺。無料で楽しめる。

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オフィシャルサイトで最新情報を確認しよう。

ねり丸と一緒に東京を眺めよう!

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最後は、練馬区役所20階で「ねり丸」と一緒に写真を撮ろう。ねり丸は頭の上に付いているアンテナからいつもアニメの情報を発信している練馬区の公式アニメキャラクターだ。かわいいねり丸グッズは、産業・観光情報コーナーなどで購入できる。ぜひ、グッズを手に入れて、ねり丸と一緒に練馬区やアニメについて世界に発信しよう。

最新情報や練馬区内のアニメロケ地巡りなどの情報については、下記のウェブサイト参照。

さあ、今すぐ練馬区のアニメツアーを計画しよう!

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練馬アニメーションサイト

https://animation-nerima.jp/

(日本語のみだが、自動翻訳機能の利用が可能)

*この記事は、2019年02月12日に東京都国際交流委員会が運営していたLife in Tokyoに掲載したものです。