Tokyoらいふ
コミュニティサイクルを活用してみよう!
*この記事は、東京都国際交流委員会が運営していたウェブサイトに掲載したものです。
スポーツクラブのロッカールームでジム仲間のジャミルさんと俊也さんが話をしています。

ジャミル
実は、車を手放そうかと思っているんだ。都内は渋滞が多いから、もっと手軽でエコな移動手段に切り替えようと思ってさ。
俊也
自転車かい?それなら、自分の自転車を買うのもいいけれど、コミュニティサイクルもお勧めだよ。
ジャミル
コミュニティサイクル?
俊也
自転車を使った新しい公共交通システムのことだよ。自治体が共用の自転車を市民に貸し出すんだ。市民同士が自転車をシェアして使うことから、サイクルシェアリングとも呼ばれている。
ジャミル
レンタサイクルとはどこが違うのかな?
俊也
街中に自転車を貸し出す拠点「サイクルポート」が設置してあって、利用者はどこのポートでも貸出・返却ができるんだよ。値段もリーズナブルだし、僕はよく仕事で取引先を回るときに使っているんだ。それに24時間利用可能だから、終電を逃したときなんかにも便利だよ。
ジャミル
コミュニティサイクルは都内のどこでも利用できるの?
俊也
今のところ利用可能なのは、千代田区と港区、中央区、江東区の4区。各区ごとにサービスを提供しているんだけど、ちょうど2月1日から広域相互利用実験が始まったところだから、4月30日までは区境を越えて4区すべてのサイクルポートで貸出と返却ができるよ。
ジャミル
へえ!僕は自宅が江東区で勤務先が千代田区だからぴったりだ!借りるときはどうすればいいのかな?
俊也
まずはWEBサイトで会員登録をしてから、自転車本体の操作パネルにICカードや携帯電話・スマートフォンをかざすことで利用が可能になるよ。詳しくはサイトで確認してみて。
同じくジム仲間のリチャードさんが話に加わります。
リチャード
何の話をしているんだい?
ジャミル
コミュニティサイクルについて、俊也に教えてもらっていたんだ。
リチャード
ああ、最近ようやく日本でも話題になるようになったね。パリをはじめヨーロッパの都市では、コミュニティサイクルは手軽に利用できる交通手段としてすっかり定着しているよ。僕の出身地ロンドンでも街のあちこちにポートがあって、地元の人だけでなく観光客の利用も多いんだ。
俊也
ヨーロッパでコミュニティサイクルが広く普及したのはなぜかな。
リチャード
都市部の渋滞緩和が見込めるし、CO2の削減といった環境対策にもなるとして導入されたんだけど、元々自転車専用レーンが充実している街が多かったことが大きいだろうね。
俊也
日本でも自転車を活用した街づくりがもっと進むといいんだけど。
ジャミル
コミュニティサイクルを使える地域がどんどん増えるといいね!
■バイクシェアサービス(東京広域)
https://docomo-cycle.jp/tokyo/