Tokyoらいふ

「歩きスマホ」していませんか?

*この記事は、東京都国際交流委員会が運営していたウェブサイトに掲載したものです。

友人のティモシーさんと街歩きを楽しんでいた桜さん。スマートフォンを片手に歩いてきた男性と肩がぶつかってしまいます。

「歩きスマホ」していませんか?

痛いっ!

ティモシー

桜さん!大丈夫?怪我はない?

大丈夫よ、びっくりしただけ。こちらは避けようとしたんだけれど、向こうが気づいてくれなくて。あの人、スマホの画面に夢中だったわね。

ティモシー

最近、スマホを見ながら歩いたり、自転車に乗っている人が多いね。人にぶつかったり、電柱や建物に衝突したり、危険な場面を見かけるよ。

私の同僚にも「歩きスマホ」が原因で怪我をした人がいるわ。前から来る自転車に気づかず、ぶつかってしまったんですって。幸い軽い打撲で済んだけれど。

ティモシー

車社会のアメリカでは、歩きスマホをしていた人が車に衝突して大きな事故になるケースも多いよ。

日本では、混雑した駅のホームや階段での歩きスマホが大きな社会問題になっているわ。スマホを操作しながら歩いていて階段を踏み外す人や、ホームから線路に転落してしまう人もいるのよね。

ティモシー

歩きスマホによる事故で救急搬送される人は年々増えているらしい。命にかかわる事故も起きているから、もう少し真剣に考えないといけないよね。

二人は、なぜ「歩きスマホ」がやめられないのかを考えます。

歩きスマホが危険なことは、みんなわかっているはずよ。それでもついついやってしまう人が多いのはなぜだろう?私も歩きながらメールのチェックをしてしまうことがあるわ。

ティモシー

僕もときどきやってしまうよ。「ちょっとだけ」とか、「みんなやっている」とか思ってしまうのかな。

スマホの画面に視線を落としていると周りがよく見えなくなるし、自転車や車の音も聞こえなくなる。とても危ないわよね。

ティモシー

自分の身に危険がおよぶだけでなく、他人を巻き込む可能性もある。もし相手が避けることのできない小さな子どもやお年寄り、あるいは身体の不自由な人だったら……?

それは怖いわね!自分が怪我をするのも、誰かに怪我をさせるのも嫌だわ。これから外でスマホを見るときは、立ち止まって安全な場所で見るようにする。

ティモシー

僕も必ずそうするよ。事故が起きてから後悔しても遅いからね。

■東京消防庁 歩きスマホ等に係る事故に注意!!
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/201602/mobile.html