Tokyoらいふ
楽しみながら防災体験!
*この記事は、東京都国際交流委員会が運営していたウェブサイトに掲載したものです。
マレーシアから来日し、東京の会社で働き始めたばかりのアミナさん。昼休み、同僚の塔子さんに気がかりなことがあると打ち明けます。

アミナ
昨日の夜、地震があったでしょう?
塔子
夜中の1時頃ね。そんなに強い揺れではないと思ったけれど……。
アミナ
私は飛び起きました。マレーシアは地震の少ない国なので、揺れに慣れていないんです。もっと大きく揺れたら、パニックになってしまいそう!
塔子
なるほど。だったら、防災館に地震を体験しに行ってみない?
アミナ
防災館?
塔子
東京消防庁が運営している防災教育のための施設よ。地震の揺れや火災の煙などを体験して、いざというときにどう行動すればいいのかを学ぶことができるの。地震のコーナーでは、震度7の揺れを体験することもできるわ。
アミナ
震度7!怖いけれど体験したいです。防災館はどこにあるのですか?
塔子
池袋と立川、それに本所にもあるわ。消火訓練や応急手当の体験コーナーもあって、とても勉強になるわよ。
アミナ
私には難しくないかしら?
塔子
大丈夫!防災館は、楽しみながら防災に関する知識や技術を身につけるための施設だから。子どもにも人気があるのよ。
アミナさんは、災害を疑似体験できる施設に興味を持ったようです。
アミナ
防災について学べる施設はほかにもありますか?
塔子
私もまだ行ったことがないのだけれど、有明にある東京臨海広域防災公園にも、防災体験学習施設があるのよ。
アミナ
そこではどんなことができるのですか?
塔子
大地震が発生してから本格的な救助活動が開始されるまでの72時間をどう生き抜くか、クイズに答えながら学ぶ体験ツアーをやっているらしいわ。面白そうでしょう?ここにも行ってみましょうよ。
アミナ
はい、ぜひ!
塔子
こうした施設でいろいろな体験をして、身の安全の守り方を学んでおけば、アミナさんの不安も少しは軽くなるんじゃないかしら。
アミナ
そうですね。災害への備えについても、どんなことが必要かイメージしやすくなりそう。塔子さんに相談してよかったです。ありがとう!