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文京多言語サポートネットワーク 外国人保護者のための『小学校ガイドブック』
子どもが就学年齢になったとき、公立小学校へ入学するための準備はなかなか大変です。日本人保護者にとっても、学校へ提出する書類や指定の持ち物の準備は時間がかかります。とくに外国人住民にとってはハードルが高く、日本の学校についての相談も多いそうです。
そこで文京多言語サポートネットワークでは、子ども、保護者、そして学校で日々対応する先生の助けになるような、「外国人保護者のための『小学校ガイドブック』」を制作しました。「やさしい日本語」、英語、中国語の3言語があり、ウェブサイトに公開しています。
制作にあたり、10年前に同様のガイドブックを発行した三鷹市の「ピナット~外国人支援ともだちネット」のアドバイスを受け、内容について検討を重ねてきました。特にこだわったのは、持ち物と保護者の役割のページです。どんな持ち物が必要なのか、写真で伝えることにしました。スタッフの子どもの持ち物を集めて、実際のもので紹介しています。
学校での保護者の役割は国による違いが大きいので、「保護者は なにを しますか?」「学校を 休むとき」など、外国人保護者にとって頼りになるガイドになっています。
ガイドブックのほかにも、就学相談会を開催しています。新入学の4月と、海外からの転入が多い9月にあわせて開催しています。今年はコロナ禍のためオンラインで3月に開催されました。
また、学校に提出する書類の書き方も、記入例と動画で紹介しています。「児童保健調査票」「指導補助カード」「ゆうちょ銀行」などがあります。