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ふっさ・はむら多文化共生事業協議会 多文化共生の動画を製作
福生市と羽村市は2020年度から「ふっさ・はむら多文化共生事業協議会」を設置し、多文化共生事業に取り組んでいます。両市は市境が接しているため市民の往来が多く行われています。また、外国人比率が福生市は東京26市中1位(約6.35%)、羽村市は同4位(約2.56%)と、他の市に比べて外国人住民が多いという特徴があります(2020年4月現在)。
2020年に協議会が行なった「福生市・羽村市多文化共生実態調査」では、
- 日本人住民への質問で「多文化共生という言葉の認知度」は、「まったく知らない」が43.1%でした。
- 外国人住民の「困り事や心配事」についての質問では、「ことば」が32.2%で最も多くなりました。
こうした結果を踏まえ、2021年に多文化共生の気運を高めるための啓発動画を制作。福生市と羽村市のバージョンでそれぞれ「日本人向け」と「外国人向け」の動画を作りました。
■日本人向け動画
福生市、羽村市に住むそれぞれ3組の外国人に、生活や仕事、日本語の学習についてインタビューしています。「やさしい日本語」でのコミュニケーション法についても紹介しています。
- 福生市

- 羽村市

■外国人向け動画
両市ともに8つの言語(やさしい日本語、スペイン語、中国語、ベトナム語、韓国語、ネパール語、英語、タガログ語)の字幕を付けています。
福生市
「ごみの出し方」「税金・保険・年金」「地震や台風の時のこと」などについて、市職員等がやさしい日本語で解説しています。

羽村市
調査の結果をもとに選定した「ごみの分別」、「納税、保険・年金」、「防災」、「保育園・子育て・就学」について、わかりやすく伝えています。市の問い合わせ先が具体的にわかるようにしています。
