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「足」を使った慣用句

足を 延ばす足が 棒になる足を 引っ張る足が 重い足が 早い

慣用句(idiom)は、 2つ 以上の 言葉で 作る 新しい 言葉です。新しい 言葉ですから、意味も 変わります。

慣用句は、「手」や 「足」などの 体の 言葉を よく 使います。今月は、知っていると 便利な「足」を 使った 慣用句を 紹介します。

 

足を 延ばす

意味は、「目的の 場所より もう少し 遠くへ 行く」です。

  • 使ってみよう
    ~旅行の 相談を しているとき~
    A: 京都へ 行くんだったら、次の日 大阪まで 足を延ばしてみませんか。
    B:いいですね。そうしましょう。

足が 棒になる

意味は、「長い 時間 歩いたり、立っていたりして、足が 棒のように 硬くなった、足が とても 疲れた」です。

  • 使ってみよう
    ~旅行の 話を しているとき~
    A:この前の 旅行、どうでしたか。
    B:楽しかったですよ。でも、たくさん 歩いたから、足が棒になっちゃいました

 

足を 引っ張る

意味は、「人が することや、成功を 邪魔する」です。

  • 使ってみよう
    ~初めて 試合に 出るとき~
    A:来週、初めて サッカーの 試合に 出るんでしょ?
    B:そう。チームの みんなの 足をひっぱらないように、頑張らなきゃ。

 

足が 重い

意味は、「行かなければならないのに、行きたくない」です。

  • 使ってみよう
    ~歯医者に 行きたくないとき~
    A:明日、歯医者だ…、足が重いよ。
    B:でも、行かないと 治らないよ。

 

足が 早い

意味は、「食べ物が 腐りやすい、すぐに 悪くなる」です。

  • 使ってみよう
    ~ケーキについて 説明するとき~
    A:ケーキ、ありがとうございます。
    B:ケーキは 足が早いから、今日中 (きょうじゅう) に 食べてくださいね。