もっと知りたい日本語
「頭」を使った慣用句
頭を 下げる ・ 頭が 上がらない ・ 頭を 冷やす・頭を 切り替える・頭に 入れる
慣用句(idiom)は、 2つ 以上の 言葉で 作る 新しい 言葉です。新しい 言葉ですから、意味も 変わります。
慣用句は、「手」や 「足」などの 体の 言葉を よく 使います。今月は、知っていると 便利な「頭」を 使った 慣用句を 紹介します。
頭を 下げる
意味は、「人に お願いを したり、謝ったり する」です。
- 使ってみよう
~アルバイトを 休みたいとき~
A:明日、急に 用事が できちゃって…。どうしよう…。
B: 店長に 頭を 下げて、早く 代わりの 人を 見つけてもらった ほうが いいよ。
頭が 上がらない
意味は、「自分が 迷惑を かけた 人や、自分より 優れた 人とは、対等になれない」です。
- 使ってみよう
~先輩の 話を しているとき~
A: この 仕事、先輩に 助けてもらったんです…。あの 先輩、仕事も 早いし、後輩のことも よく 見ているし、本当に 頭が 上がりません。
B:そうですね、私も そう 思います。
頭を 冷やす
意味は、「怒ったときなどに 冷静になる、気持ちを 落ち着かせる」です。
- 使ってみよう
~けんか(喧嘩)を しているとき~
A:お互い 頭を 冷やして、明日 もう一度 話しませんか?
B:そうですね…。そうしましょう。
頭を 切り替える
意味は、「今までの 考え方や していたことを 別の 考え方や、方法に 変える」です。
- 使ってみよう
~試験に 合格できなかったとき~
A:先生、試験に 合格できませんでした…。
B:残念でしたね。頭を 切り替えて 、次も 頑張ってくださいね。
頭に 入れる
意味は、「理解すること、覚えること」です。
- 使ってみよう
~初めての アルバイトのとき~
A:この マニュアルを よく 読んで、頭に 入れておいてください。
B:はい。わかりました。