地域日本語教室
vol.21 稲城日本語ボランティアの会 (稲城市)
東京都つながり創生財団の地域日本語教育コーディネーターが、都内の日本語教室を訪問し、「日本語教室活動レポート」でご紹介します。
第21弾は、稲城日本語ボランティアの会 (稲城市)です。
稲城市とは
稲城市は南多摩地区に位置し、神奈川県川崎市と接する東京都の東端にある市です。多摩川と多摩丘陵に囲まれた落ち着いた住宅都市です。
市の中心部に流れる三沢川沿いには、約320本の桜の木が植えられていて季節を感じることができます。また、特産品として真っ先に挙げられるものは梨です。市内で栽培している梨は、果汁が豊富で甘味も多く、シャキッとした食感だそうです。シーズン中には、市内の梨園で梨が直売され、市外から買いに来る人たちも多いそうです。
人口 (令和8年2月1日現在) 94,536人
うち外国人人口 2,250人
稲城日本語ボランティアの会
稲城日本語ボランティアの会の日本語教室は、稲城市の中央公民館と第三公民館を利用して、木曜日、金曜日、土曜日に教室を開催しています。全部で62人の学習者が通っていて、国籍別に見ると16か国にもわたります。
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今回は、稲城駅のそばにある中央公民館で開催されている、土曜日の教室を取材しました。
土曜日のクラスは、25人の学習者に対し、18人の支援者で対応しています。1~2人の学習者と1人の支援者が一緒に学習しています。
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公民館と日本語教室
稲城日本語ボランティアの会の日本語教室は、稲城市生涯学習課(公民館)の支援を受け、1994年度から活動を続けてきました。
日本語教室の運営やイベント等の企画は、稲城日本語ボランティアの会が担い、日本語ボランティア養成講座やフォローアップ講座の開催、会場や日本語学習用教材の確保等については稲城市生涯学習課が担っています。
中央公民館の一室には、日本語学習教材の置き場がありました。
また、学習者の日本語の発表の場として、毎年、公民館主催でスピーチ大会を開催しています。全ての曜日の学習者を対象とした大会で、例年多くの学習者やその家族等が集まるため、今年度のスピーチ大会では、稲城消防署の職員にやさしい日本語で防災の話をしてもらい、生活に役立つ情報を伝える場にもしました。
このようなイベントの企画は、全て稲城日本語ボランティアの会の支援者が行っています。支援者はイベントを企画する担当だけでなく、研修担当や調整担当等、全支援者が何らかの「担当」を担い、全員で協力して日本語教室を運営しています。
訪れてみて・・・
取材した土曜日の教室で、一番長く活動されている支援者の方は1997年から活動しているそうです。
稲城日本語ボランティアの会の日本語教室が長く続いてきた理由は、公民館という市民の皆さんが集まりやすい「場」があること、「市の支援」があること、そして何より、楽しみながら支援を続けている「市民の皆さんの力」であると感じました。
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稲城日本語ボランティアの会では、学習者の作文を集めた作文集も作成しています。手書きで作文を書いていた学習者も多く、支援者と一緒に作り上げた成果が形として残ることの良さを感じました。
by AS