研修・イベント
外国籍市民の日本語学習を支えるボランティア向けスキルアップ研修を開催しました ― 多文化共生中域ネットワーク・北多摩南部ブロック協働事業 ―
多文化共生中域ネットワークは、東京都の多文化共生の実現に向け、近隣の区市町村が協力しながら取り組みを行うネットワークです。
北多摩南部ブロック(三鷹・武蔵野・調布・府中・小金井・狛江)では、日本語学習者の支援に携わるボランティアの皆さまを対象に、スキルアップ研修を令和8年2月1日、22日の2日にわたり開催しました。
講師には文部科学省地域日本語教育アドバイザーの一氏隼人さんをお迎えし、地域の日本語学習者の多様な背景やニーズを理解し、よりよい支援につなげることをテーマに実施しました。
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第1回(2月1日)「地域日本語教育の多様性を知り、実践を共有する」
第1回では、講師の一氏さんから全国各地の日本語教室の取り組みをご紹介いただき、地域日本語教育の多様性について学びました。その後、参加者同士が「教室活動で工夫していること」など、日頃の活動経験を共有しました。
さらに、シミュレーションゲーム『ANADO~あなたならどうする?~』を体験し、各教室が抱える課題について意見交換を行いました。


第2回(2月22日)「教材の選び方・使い方を学ぶ、実践的なワーク」
第2回では、参加者同士で日頃利用している教材やアイディアを共有しました。
続いて、講師の一氏さんから多様な日本語学習テキストをご紹介いただき、教材の特徴や使い方のポイント、学習像に応じた選び方などを実践的な視点で学びました。
その後のグループワークでは、学習者の背景や目的に応じて適切な教材を選ぶ演習を行いました。
最後には、参加者が「明日から実践したいこと」を一言で表す「私の宣言」を記入しました。
- 初心に帰って、学習者とともに楽しむ姿勢を忘れない
- 学習者の希望を丁寧に聞き、寄り添う
- 他団体の教材や事例を積極的に取り入れる
- 10分の会話タイムなど、楽しめる工夫をしてみる
あわせてやさしい日本語や マイクロアグレッションについても理解を深めました。
2回の研修では、参加者の皆さまが積極的にご参加くださり、意見交換しながら学びを深める姿が印象的でした。
多くの参加者から、次のような前向きなご意見をいただきました。
- グループワークで他の方の取り組みを知り、とても勉強になった
- 教材の紹介が役立った
- 内容が充実しており、もっと回数があってもよいと感じた
- 学習者の「〜したい」気持ちに寄り添う姿勢を大切にしたい
今回の学びが、今後の日本語学習支援の一助となれば幸いです。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
by SA