研修・イベント
「だれもが文化でつながるオータムセッション2025」で展示を実施しました!
10月20日(月曜日)から23日(木曜日)まで、東京都とアーツカウンシル東京が進める「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の一環として、「だれもが文化でつながるオータムセッション2025」が開催されました。
「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー(Creative Well-being Tokyo)」――ずらりと並んだ横文字に思わず身構えてしまいますが、こちら、芸術文化へのアクセシビリティ向上に取り組むプロジェクトなのだそうです。小さな子どもからお年寄りまで、障害のある人もない人も、海外にルーツをもつ人たちも、だれもが文化施設やアートプログラムに出会い、気軽に参加できるような環境づくりを目指しています。
「芸術文化による共生社会の実現」を掲げていることから、多文化共生社会づくりに取り組む東京都つながり創生財団にもお声がけをいただき、2022年の「だれもが文化でつながる国際会議」から、展示やワークショップで参加しています。
今年の「だれもが文化でつながるオータムセッション」では、社会共生の取り組み紹介のひとつとして、多文化共生に関するパネルや多文化共生課の事業の資料を展示しました。

現在は国の重要文化財に指定されています。

明日館は“使い続ける”文化財として注目されています。
会場となったのは、池袋駅から徒歩5分の場所にある自由学園明日館。1921年に女学校の校舎として建てられたという建物の中に入ると、池袋駅周辺の喧騒が嘘のようにしんとしていて、まるで時が止まっているかのように感じられます。展示を行った部屋は会場の一番奥にありましたが、セミナーやセッションの合間に来場者の方々が立ち寄り、静かにパネルを眺めたり、資料を手に取ったりしてくださいました。アクセシビリティをテーマとしたイベントだったからか、やさしい日本語関連の資料に興味を持たれる方が多かったようです。
設立から5年を迎えたつながり創生財団ですが、まだまだ知名度には課題があり……。こうして少しずつでも私たちの取り組みを知っていただく機会を得られたことに感謝します。展示をご覧くださった皆さま、ありがとうございました!
by NI