災害時の外国人支援

令和7年度災害時多言語翻訳シミュレーション 開催レポート

今年7月にはトカラ列島近海を震源とする地震や、カムチャツカ半島付近の地震に伴う津波などが発生しました。
また、近年は大型の台風や集中豪雨が全国各地で発生しており、災害時に情報難民となりうる外国人への情報提供は、より一層重要な課題となっています。

このような事態に備え、都内の区市町村や国際交流協会と、災害時翻訳訓練を行いました。

1日目(8 (がつ) 22 (にち) )はインターネットを活用し、 (ぜん) 15自治体・団体と、遠隔で翻訳訓練を行いました。
今年度は地震発災後を想定災害時期とし、災害時医療体制のお知らせや、飲料 (すい) の提供・トイレの使用についての文章を、やさしい日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・ベトナム語、タガログ語、フランス語、スペイン語に翻訳しました。

 

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​翻訳原稿(一部)(上)と訓練参加者の回答(下)

 


2日 (ふつか) 目(8 (がつ) 30 (にち) )は、1日目に (おこな) った翻訳結果の振り返り研修をオンラインで行いました。
参加者は英語、中国語・韓国語、やさしい日本語のブレイクアウトルームに分かれ、翻訳時に難しかった点・工夫した点などを話し合いました。

参加者からは「講師や他の参加者の翻訳結果やフィードバックが大変参考になった」「今後の災害に備えて、日頃から定期的に訓練をしておくことが大切だと実感した」という感想をいただきました。

 

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 振り返り研修の様子。(左)研修講師、(右)振り返り研修参加者と講師


つながり創生財団では、災害時に役立つ情報を10の言葉で掲載しています。

↓↓↓詳細は下記ページを参照ください↓↓↓

https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/disaster/howto.html

 

※調布市文化・コミュニティ振興財団 国際交流センターでは、1日目の翻訳シミュレーション訓練実施の様子を記事にまとめてくださいました。

記事は下記URLから読むことができます。

「災害は突然に・・・ 災害時に備えた翻訳訓練に会員9 (めい) が参加しました」(調布市文化・コミュニティ振興財団 国際交流センター)

https://cifa.tokyo/translation/blog13048/