団体取材
クローズアップ6月号の取材に行ってきました!
毎月「もっと知りたい日本語」「クローズアップ」「多文化クロストーク」の3本立てでお届けしているニュースレター。
今回は、「クローズアップ」6月号の取材の様子をお伝えします!
クローズアップでは、東京で多文化共生に携わる活動をしている団体の活動を紹介しています。
6月号の取材では、台東区で活動している「たいとう多文化共生まちづくりの会」の代表者 山藤さんにお話を伺いました。
団体の特徴
・台東区在住の外国人と日本人が一緒に立ち上げ、一緒にまちづくりを行なっている。
・外国人と日本人が、日本語でおしゃべりを「楽しむ」ことを大切にしている。
主な活動内容
・多文化おはなし会・・・いろいろな国の絵本の読み聞かせ会。
・町の清掃活動・・・「大江戸清掃隊」と呼ばれている。
・朝市での出店・・・毎月寺で行われている。野菜やお菓子、雑貨などを販売。

取材に伺ったのは、4月の活動日。この日は台東区の厳念寺で、俳句を作る会が行われていて、外国人と日本人合わせて15名ほどが参加していました。
台東区にはお寺や神社が多数あり、昔からお寺や神社が地域の拠り所やつながりの場所としての役割を担っていて、厳念寺もその一つです。
俳句は、「ランドセル」や「蝶」など春の季語が入った句が詠まれていました。お寺ということで厳かな雰囲気で行われているのかと思いきや、「なるほど~」「自分の地域でも小学生がね~」など、あちらこちらからお話が聞かれて、とても賑やか!
参加者の中には、俳句を作るのに慣れている方もいれば慣れていない方もいるようでしたが、日本人メンバーによる解説は「やさしい日本語」で行われていて、誰にとっても分かりやすくて参加しやすい雰囲気がありました。

たいとう多文化共生まちづくりの会では、「教える」「教わる」という関係ではなく、「助け合う」関係をつくることを大切にしているというお話を伺いました。台東区に長く住む人の中には、近年増えている外国人住民に偏見を持つ人もいるようですが、団体メンバーが地域で活動をはじめ、外国人と日本人が交流する機会が増えたことで、関係性が良い方向に変わってきているそうです。具体的な活動内容や代表者の思いは本編で紹介しています。是非ご覧ください!
ニュースレター6月号(クローズアップ)公開中⇒ https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/info/2025/06/02.html
by somtum