災害時の外国人支援
令和6年度避難所における外国人被災者支援研修 開催レポート
令和6年12月3日に東京体育館にて、避難所における外国人被災者支援研修を行いました。午前の講義では、避難所・避難生活における課題や、言語、文化・習慣、災害経験の異なる外国人に安心を届けるためにはどのような支援を行ったらよいかを学びました。


午後は、地震発生から4日後という設定で、避難所巡回ロールプレイを行いました。今回は避難所運営者役として世田谷ボランティア協会の皆さん、外国人被災者役として東京国際交流館に住む学生さんにご協力を頂きました。
本年度のロールプレイは、在宅避難している外国人や、地震後に外国人が集まっている宗教施設(モスク)の代表者への聞き取りなど、避難所以外の設定も加えて実施しました。
研修参加者は、被災者役の外国人から現在の状況や困り事の聞き取りを行いました。通訳や翻訳アプリに加え、多言語指差しボード・ピクトグラム・やさしい日本語・ジェスチャーなど様々な方法でコミュニケーションを取っていました。困りごとを聞き取った後は、避難所運営者役の方に相談したり、会場の掲示板を参照したりしながら、外国人の皆さんに情報を届けていました。




研修参加者からは「やさしい日本語やピクトグラムなどが役立つことがわかった」「外国人ならではの困り事もある中で、安心を届けようという気持ちが大切だと感じた」「災害発生前に準備・訓練しておくことが大切だとわかった」という感想を頂きました。
また被災者役の外国人の方からは、「自分たちのことを励ましてくれたのが嬉しかった」「避難所のことがわかって勉強になった」といった感想を頂きました。
今回の研修での学びが、発災時に活きることを願っています!
※東京都つながり創生財団では、災害時に役立つ情報を10の言葉で掲載しています。
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