地域日本語教室

vol.13 板橋区文化・国際交流財団

東京都つながり創生財団の地域日本語教育コーディネーターが、都内の日本語教室を訪問し、「日本語教室活動レポート」でご紹介します。

 

第13弾は、板橋区文化・国際交流財団です。

板橋区とは

板橋区は、共働き子育てしやすい街ランキング(2022年) 全国8位、介護・高齢化対応度調査ランキング(2020年) 全国2 () SDGs先進度調査(2023年) 全国8 () と、世代やライフスタイルに関わらず、誰もが住みやすい街として知られています。

また、令和3年3月にオープンした区立中央図書館は、 緑豊かな公園と一体になった美しい施設です。年間80万人以上の来館者が訪れていて、新たなランドマークとなっています。

人口 (令和6年8月1日 (ついたち) 現在)    577,802 (にん)

    うち外国人人口                  35,587 (にん)

 

板橋区文化・国際交流財団

板橋区文化・国際交流財団では、週2回・6か月間のコースで日本語を勉強する「初級日本語教室」と、週1回、会話サポーターと会話を楽しみながら学ぶ「会話サロン」を開催しています。

今回は「初級日本語教室」を訪問しました。

学習者は、レベル別に3クラスに分かれて学習します。

 

Aクラス
Aクラス
Bクラス
Bクラス
Cクラス
Cクラス

ひとクラス15 (めい) 程度、授業は講義形式で、一人の支援者が主担当となり授業を進め、残りの支援者(5人程度)が補助する形で進めます。
支援者は全員、板橋区文化・国際交流財団主催の養成講座を修了した ( (かたたち) で、授業の進め役となる主担当は、支援者 (かん) で交代しながら担当しているそうです。

 

一番 (した) のレベルであるAクラスは「みんなの日本語Ⅰ」の前半部分、その次のレベルのBクラスは「みんなの日本語Ⅰ」の後半部分、一番上のレベルのCクラスは「まるごと初級2(A2)かつどう」を使って勉強します。

 

休憩中は、日本語だけでなく母語も飛び交い、学習者同士で和気あいあいとお話されていました。楽しい雰囲気のまま授業が再開しましたが、再開後の学習者は、休憩中とは異なる雰囲気で支援者の話に真剣に () () り、早速、授業で学んだ文型を使って、日本語の練習をしていました。

 

訪れてみて・・・

分からない所は、学習者同士で助け合う姿もあり、みんなと一緒に勉強できるクラス形式の良さを感じました。
支援者の (かた) は、しっかりと授業準備をして臨んでいらっしゃり、皆様の熱意を感じました。

 

by AS