災害時の外国人支援

災害時多言語翻訳シミュレーション 開催レポート 

東京都つながり創生財団では、大規模災害が発生した場合の外国人への支援対応について検討し、国際交流協会などと連携して、多言語での翻訳訓練や、災害時多言語支援センターの設置に関する研修を行っています。

今回は、8月に実施した「災害時多言語翻訳シミュレーション」について、担当よりご報告します!


 

近年では台風・集中豪雨等の発生も多く、首都直下型地震や南海トラフ地震の予測もされる中、災害時に情報難民となりうる外国人への情報提供は喫緊の課題となっています。

これに備え、都内の区市町村や国際交流協会と災害時の翻訳訓練を行いました。

 

  • 1日目(8がつ19にち
    インターネットを活用し、 (ぜん) 10自治体・団体と、遠隔で翻訳訓練を行いました。今年は関東大震災から100 (ねん) の節目の年であるため、想定災害を地震とし、地震後の台風接近に関する注意喚起や、避難所のルールを英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・スペイン語・ロシア語・やさしい日本語の7つの言語に翻訳しました。

画像2

翻訳原稿(一部)(上)と参加者の回答(下)

 

  • 2 () 目(8がつ26にち
    1日目に (おこな) った翻訳結果のフィードバック研修をオンラインで行いました。災害時の原文整理の必要性についての講義を聞いた (あと) 、英語・中国語・やさしい日本語のグループに分かれ、翻訳時に工夫した点・難しかった点などを話し合いました。 参加者からは「災害時に原文を整理する必要性について具体的に理解できた。」「今回の訓練が外国人の立場から真剣に考える契機となった。」という感想を頂きました。

2振り返り研修参加者写真~2

2 () 目のフィードバック研修の様子

 

今回の研修での学びが災害時に活きることを願っています!

 

つながり創生財団では、災害時に役立つ情報を8つの言葉で掲載しています。

↓↓↓詳細は下記ページを参照ください↓↓↓

災害について学ぶ(東京都多文化共生ポータルサイト TIPS)
https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/disaster/howto.html