ニュースレターれすぱす

2021年8月号

L'ESPACE(れすぱす)は、場所・空間・宇宙・間隔と、多岐にわたる意味をそなえたフランス語です。

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「やさしい日本語」で防災知識の普及に努める池袋防災館

「やさしい日本語」で防災知識の普及に努める池袋防災館
2019年10月撮影

自然災害の多い日本では、地震や水害、火事などが、いつ自分たちの身に降りかかってくるかわかりません。都内に3つある防災館は、楽しみながら地震の揺れの体験、初期消火や応急救護、火災の煙からの避難要領など、防災に関する知識や技術を学ぶことのできる体験施設です。
中でも池袋防災館は外国人の来館者が多く、入館する人のおよそ4人に1人が外国人だそうです。もともと学校や町会・自治会の防災訓練などで幅広い年齢層の方を対象としているため、やさしく話すことは職員皆さんが心がけていました。

「やさしい日本語」で防災知識の普及に努める池袋防災館

2018年からは、全職員が「やさしい日本語」の研修を受講し対応しています。そして、2020年には『消防博物館・防災館の外国人接遇マニュアル』ができました。

  1. 在留・訪日外国人の基礎知識
  2. 外国人来館者への接遇要領
  3. 実践!会話集
  4. 非常時の対応

など、充実した内容になっています。来館する外国人は在住というより観光で訪れている人が多く、「外国人が多いなら、英語で説明したほうがいいのでは」という質問があるそうですが、防災館は都民のみなさんの安全な暮らしを目指すところなので、インストラクターの説明も基本は「やさしい日本語」にしています。

「やさしい日本語」で防災知識の普及に努める池袋防災館

館内の掲示物は、「やさしい日本語」と英語、中国語、韓国語で表記。イラストも入れてわかりやすく作成しています。訪れた外国人の皆さんにとっては知らないことが多く、貴重な経験になったという感想が多いそうです。楽しみながら防災の知識が増える池袋防災館。まだ訪れたことがない人は、ぜひお出かけください。