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外国人のための生活ガイド 東京都国際交流委員会

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病気にならないために

病気を防ぐためには、病気や予防策についての知識をもつことが重要です。
日本は夏に高温多湿になるので、食中毒・夏バテ・熱中症に対する注意が必要です。
花粉が多く飛ぶ時期には、「花粉症」により鼻炎や眼のかゆみなどに悩まされる人もいます。日本で特に多いのは、「スギ花粉症」です。

(1)食中毒

夏に高温多湿になる日本では、細菌が繁殖しやすく、毎年食中毒の被害が報告されます。長時間、冷蔵庫に入っていなかった食品は食べない、まな板やふきんなどを除菌するなどの注意と工夫が大切です。
また、冬に流行しやすいのがノロウイルスによる食中毒。ノロウイルスは感染力が強く、集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。感染を予防するために手洗いを念入りに行い、魚介類を調理する際には十分に加熱してください。また、感染した人が吐いたものや排泄したものを処理する際には素手で触らず、汚れた床や食器などをしっかりと消毒して二次感染を防ぎましょう。

(2)夏バテ

高温多湿の日本の夏。全身の疲労感やだるさ、食欲不振など、暑さに対応することができずに起こる体の不調が夏バテです。近年、特に東京などの都市部ではヒートアイランドと呼ばれる現象がおき、エアコンの室外機の排熱や、アスファルトの照り返しなどで、予想外の高温になるケースが増えています。水分をしっかりとる一方、冷たい飲み物をとり過ぎない、十分な睡眠をとる、栄養のある食事をとるなど体力を維持する工夫をしましょう。

(3)熱中症

高温の中で長時間過ごすと、脱水症状などを起こし、時には命に危険が及ぶこともあります。夏場は水分を多くとること、外出時には帽子や日傘を使用する、長時間日のあたるところで過ごさない、真夏の日中などに屋外で激しい運動をしないなどの注意が必要です。また、屋内でも温度や湿度が高いと熱中症になることがあります。すだれやカーテンで直射日光を防ぎ、扇風機やエアコンを上手に使って室温を調節しましょう。

(4)花粉症

「花粉症」とは、花粉によってくしゃみや鼻みず、目のかゆみなどのアレルギー症状が起きる病気です。

原因となる花粉はたくさんあり、日本では約60種類が確認されています。東京で飛散する花粉の主な種類とだいたいの時期は次のとおりです。

  • スギ花粉:2月~4月
  • ヒノキ科花粉:3月中旬~5月上旬
  • イネ科花粉:5月~7月中旬、8月中旬~10月中旬
  • ブタクサ属花粉:8月中旬~10月
  • ヨモギ属花粉:8月中旬~10月

花粉症でない人でも花粉を吸い続けていると、やがて花粉症をになる可能性があります。東京では、約2人に1人がスギ花粉症といわれてており、特に注意が必要です。
スギ花粉が飛散する2月~4月は、天気予報で花粉の飛ぶ量の予測などの花粉情報が発表されます。スギ花粉症にならないために、また症状を軽減するために、花粉が多く飛ぶと予測された日にはマスクを着用するなどして、できるだけ花粉を吸い込まないようにすることが大切です。
また花粉症に悩まされた経験のある方は、病院で症状を抑える薬を処方してもらうと良いでしょう。スギ花粉が飛び始める2週間くらい前から病院に行くようにしましょう。また、症状が軽くなっても、薬を飲むのをやめると急にひどくなる場合があります。医師と相談の上、花粉の飛ぶ時期は薬を飲み続けましょう。

(5)新しい感染症

近年、地球規模で問題となるような新しい感染症が数年おきに発生しています。
代表的なものとしては、SARS(重症急性呼吸器症候群)、新型インフルエンザ(A/H1N1)、MERS(中東呼吸器症候群)、エボラ出血熱(エボラウイルス病)、ジカウイルス感染症、そして、現在世界的に流行している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)があります。

このうち、2009年にパンデミックを引き起こした新型インフルエンザ(A/H1N1)は日本でも流行し、約2000万人が感染したといわれています。
また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も、2020年1月に国内初の感染者が確認されて以降、日本でも感染が拡大しました。

新しい感染症の感染防止・拡大防止

新しい感染症は、免疫を持っている人がいないため、爆発的に感染が広がる可能性があります。感染を予防するための対策は、基本的には風邪や毎年流行する季節性インフルエンザと変わりません。

①こまめに手を石鹸で洗ったり、アルコールで消毒する
②咳エチケットを守る

  • せき、くしゃみの症状があるときはマスクをする
  • マスクをしていないときは、ティッシュやハンカチで口・鼻を覆う
  • とっさのときは、服のそでで口・鼻を覆う
③人ごみを避ける

また、現在流行中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、集団感染を防ぐために、次の「3つの密」を避けることが重要だといわれています。

①密閉空間:換気が悪く、閉鎖的な空間
②密集場所:多くの人がすき間なく集まる場所
③密接場面:互いに手の届く距離で会話や発声などをする場面

3つの密を避けるために次のことに気をつけ、感染することも、感染させることもないように心がけましょう。

①こまめに窓やドアを開けて、換気をする
②他の人とは、互いに手を伸ばしても届かないくらいの十分な距離を取る
③近い距離での会話はつつしみ、対面での会議などが避けられないときはマスクをつける

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