高円寺のヴィンテージショップを巡ってみよう

1.jpg「未完成」

東京都心の西側に位置する杉並区の高円寺は、絶対的なヴィンテージファッションの宝庫であり、型にはまらない自由な文化を持つ街として、散策しがいのあるエリアです。この数十年間で、情報通の買い物客からヴィンテージファッションの中心地として認められるようになり、近年では、海外メディアからも注目されるようになりました。

2.jpg「GRANDBERRY JAM」

高円寺には、比較的狭いエリアに70店舗以上のヴィンテージショップがあります。ヴィンテージファッションと共に新品の衣類を扱う店や、インテリア専門店も含めると、店舗数はそれ以上。クラクラしそうになるほどたくさんの店が集まっています。それらの店には、雑誌の価格ほどの値段で買えるアンティーク着物から、家賃1カ月もの値が付いたヴィンテージデニムまで、あらゆる商品が取り揃えられています。

3.JPG「BOZO Used & Vintage Clothing」

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高円寺駅を出てすぐにヴィンテージショップがどこにあるかを見つけるのは難しいでしょう。ヴィンテージショップの情報を得るのは簡単ではないので、それも無理はありません。決まった営業時間がないばかりか、ウェブサイトや看板がない店舗も多く、お店を見つけるには偶然に頼るしかないということも。かつては、買い物客が自分で詳しい人に聞くか、裏道を歩き回るなどして、情報を得たものでした。

6.JPG「Koenji Vintage Clothing District Tokyo」

しかしその後、「Koenji Vintage Clothing District Tokyo(高円寺のヴィンテージファッションショップガイド)」という英語のパンフレットが作られると、高円寺の裏道散策が容易にできるようになりました。地図に加えて、ヴィンテージの世界に足を踏み入れるための、ちょっとしたファッションアドバイスも載っています。

高円寺の老舗のヴィンテージショップは、1990年代に駅の南側で出店を始めました。当時、小さなライブハウスが集まっていたこの地域は、比較的家賃が安かったためサブカルチャーの聖地として栄え、音楽シーンと共にヴィンテージシーンでも盛り上がりをみせるようになりました。駅から徒歩3分ほどの長仙寺周辺には、この寺の仁王像に見守られながら、高円寺のヴィンテージファッションを守り続けてきた古いショップが数軒あります。

7.jpg「ガイジン」の店内

ユニークな名前の「ガイジン」は、2000年代後半にオープンしたお店。当初から女性をターゲットにしてきたガイジンは、個々の商品の質にそれほどこだわらない代わりに、お店全体の見せ方に力を入れました。この手法でお店のスタイルが確立し、この店独自のファッションファンを集めるようになったのです。

9.jpg「はやとちり」

ファッションの拠点として今も残る「キタコレビル」内の「はやとちり」は、レディ・ガガをはじめとする世界のポップスターが高円寺を訪れたときに立ち寄る店として知られています。前衛的な外観は朽ちかけているように見えるかもしれませんが、店内には最先端のファッションが取り揃えられています。

今回ご紹介したことを踏まえて、高円寺のヴィンテージシーンを自分の目で確かめに行きましょう。自分好みのお宝が見つかるかもしれませんよ。

「The Koenji Vintage Clothing District Tokyo」は、中央線と東西線が乗り入れるJR高円寺駅出口のパンフレット置き場などに配架されています。お見逃しなく!

この記事は、サム・セイント・ジェームスが執筆しました。


*この記事は、2020年02月25日に東京都国際交流委員会が運営していたLife in Tokyoに掲載したものです。